家を守ってくれるホームセキュリティですが、基本的には導入した方が良いのですが、勿論タダでは出来ません。初期導入費用も掛かりますし、月額という形でもお金は掛かってきます。
費用に関しては費用のページの所で詳しく説明したいと思います!
(⇒ホームセキュリティにかかる費用)
お金がかかってしまうので、何が何でも無条件に導入すべきものでは無いと私は考えます。ですので、私が考えるこういった時には導入した方がいいよー!というのを説明したいと思います。
まず、一人暮らしや家族で住んではいるけど、家を空ける事が多い。当たり前ですが、空き巣は家に誰も居ない状態の時に侵入してきます。家を空けている時間が長ければ長いほど侵入されやすくなるという事になります。
しかも最近の空き巣は事前に開いている時間を調べた上で侵入するようですので、家を空けている時間を把握されてしまっているという事になります。
次の条件としては、家にはいるが、奥さんと小さな子供など、どうしても非力な組み合わせ。非力な組み合わせという日本語が正しいか分かりませんが。
私の言いたい事伝わりますでしょうか?(笑)空き巣は男性である事が多いので、どうしても力では敵わないですよね。
家に奥様と赤ちゃんしかいない状態で侵入されてしまってはどうする事も出来ません。最悪命まで狙われるかも。
そういった時にホームセキュリティを導入していれば、異常を感知したガードマンが駆けつけてくれるので生還出来る可能性は高まりますよね。
こんなに多い空き巣被害
検察庁のホームページによると平成27年の一年間で86373件の侵入窃盗が発生しました。平均すると1日に126件の侵入窃盗が発生しているそうです。
一時期よりも減ってはいますが依然としてこれだけ多くの侵入窃盗事件が発生しているのです。
その発生場所が一戸建住宅で41.6%、3階建以下の共同住宅で12.9%、4階建以上の共同住宅が4.6%となり住宅だけで過半数を超える59%となっています。つまりそれだけ住居に空き巣の驚異がある事になります。
上記データよりも1年古いですが警視庁による都内の侵入窃盗の手口も確認してみましょう。都内で1年間で6925件の侵入窃盗を認知しておりその中で空き巣は41%の第一位です。
しかし、住居をピックアップしてみると就寝時に侵入して金品を盗む「忍び込み」は8.8%や在宅しているのに他事している隙に金品を盗む「居空き」も3.6%あります。
空き巣に比べればごくわずかですが、それでも足せば11%もあるのです。当然、どちらも住居にいますので犯人と遭遇する可能性もあり危険な状況もありえたという事です。
東京は人口も多いので件数は全国上位にはなるものの、それでも1位ではありません。被害確率で言えばむしろ全国で低い方です。都内以外ではさらなる脅威がある地域も多いのです。
ワースト1は平成19年から平成26年まで8年連続で愛知県だそうです。その愛知県にある愛知県住宅防犯対策協議会のホームページを確認すると各市町村ごとの認知件数や犯罪率を確認することが出来ます。
各市町村どこでも空き巣被害があり、絶対に安全な地域など無いことが分かります。中国人窃盗団のような組織的な集団も時折、逮捕されており一時期よりも少なくなってはいますが、依然として多発しています。
安心して暮らせる町は無いというを今一度、警察庁、各都道府県警のホームページなどで再確認してみましょう。
怖い犯行手口
扉や壁でおおわれている家でもそれを破壊して侵入してくる窃盗犯、カギにお金を掛けているから安全という概念は捨てなければなりません。
もちろん鍵職人のように開錠専用器具などを使ってピッキングやサムターン回し、鍵のみを破壊する道具を持って開錠してくる窃盗犯に対してはより複雑で時間がかかるカギに替えるのは有効だと思います。
しかし、鍵を開けて入る窃盗犯ばかりではないのです。そうなれば鍵はあまり意味をなさなくなります。
鍵のみで防犯を考えている家はそういった方法で侵入されて仮に夕方6時まで誰も帰らない家だとしたら余裕をもって物色され、金目のものはすべて持ち去られてしまう事になります。
警察庁のHP何には侵入するためによく使用される破壊道具の一部などが紹介されています。
鍵が無力になり、侵入されたことにいつまでたっても気づかれない。そんな環境にも関わらず安心して暮らしていたのです。
空き巣犯がたまたま帰宅した家族と鉢合わせをしてしまい強盗に変貌したという事例もいくつもあります。命が奪われる事だってゼロでは無いのです。
この事実を再度認識して、それでも安心して暮らせるという人以外はホームセキュリティを検討することをおすすめします。